山崎家のシエンタ復活大作戦!
山崎と申します。子供が、シートに甘い飲み物をこぼしました。キレイにする方法有りますか?
山崎さん、はじめまして。 愛車のシエンタにファンタグレープ…想像しただけで、あの鮮やかな紫色の飛沫がスローモーションのように頭をよぎります。シエンタは家族の相棒のような車ですから、汚れた瞬間の「やってしまった」というショック、痛いほどよく分かります。
私も二人の子供を育てる親として、これまで何度シートに得体の知れない液体を浴びてきたことか。カークリーニングに携わって10年になりますが、実は自分の車で一番失敗を経験しています。その実体験から言えるのは、ジュースのシミはスピード勝負であると同時に、力加減がすべてだということです。
あのベタベタの正体は糖分です。 乾くと繊維をガチガチに固めてしまい、湿気を吸うたびに不快な感触が戻ってきます。まずは、この糖分を「ふやかして浮かせる」ことから始めましょう。
用意するのは、家にある40度から60度くらいのお湯と、清潔なタオル数枚、それと食器用の中性洗剤だけで十分です。 バケツにお湯を汲んだら、タオルを浸して固く絞ってください。ここでのコツは、決して擦らないこと。シートを優しく叩くようにして、お湯の熱で糖分を溶かし、タオルの方へ移していくイメージです。プロの現場でも、最初から強い薬剤を使うより、この「温度の力」を味方につけるのが一番失敗がありません。
糖分が抜けたら、次は紫色の色素です。 中性洗剤を少し混ぜたお湯を歯ブラシにつけ、シミの外側から中心に向かって、小さな円を描くように優しくなぞってみてください。泡が汚れを包み込んでくれるはずです。
ここで一つ、私が過去にやってしまった失敗を共有させてください。 汚れを早く落とそうと焦って、シートを力任せにゴシゴシ擦ってしまったことがあります。結果、汚れは落ちたものの、シエンタのシート生地特有の起毛が毛羽立ってしまい、そこだけ質感が変わってしまいました。一度傷んだ繊維は元に戻りません。あくまで「汚れだけを浮かせる」という、一歩引いた気持ちで作業するのが、美しいシートを保つ秘訣です。
最後に最も大切なのが、洗剤成分を一切残さない「徹底したすすぎ」です。 新しいお湯で絞ったタオルで、これでもかというほど叩いてください。洗剤が残っていると、それが後から輪ジミとなって浮き出てきます。もしリンサークリーナーという、水を出しながら吸い取る掃除機をお持ちであれば、それが最強の武器になりますが、なければ乾いたタオルを押し当てて、体重をかけて水分を吸い取れば大丈夫です。
もしこれでも紫の色素が頑固に残るようなら、衣類用の酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)をピンポイントで使う手もあります。ただ、これは最終手段。シエンタのシート色によっては色落ちのリスクがあるので、必ずシートの裏側など、目立たない場所でテストしてからにしてくださいね。
少し根気のいる作業になりますが、焦らずに向き合えば、あのベタつきのない、さらっとしたシートは必ず取り戻せます。
無事に作業が終わって、またご家族で気持ちよくドライブに出かけられることを応援しています。
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